お墓辞典 | |||
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お墓が出来上がって、住職に御魂を迎えていただく儀式。 | 墓石を誰が立てて祭祀継承をしているのかを示します。 『平成◎年○月吉日建之 福原堂礎』ではダメです。 『平成◎年○月吉日 福原堂礎建之』とします。 福原堂礎が之を建てたのです。 堂礎には朱色を入れておきます。 夫婦や親子や兄弟の連名は不可です。 喪主や施主は一人なのです。 |
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浄土真宗には魂とか霊の言葉がありません。 お墓が立って入仏式の呼称。 |
灯篭の火袋に注目です。 向って右に『太陽』が刻まれていて、向って左には『月』が刻まれています。 昼は太陽光が、夜は月光が闇夜を照らしてくれるのです。 薬師如来の向右も日光菩薩で向左が月光菩薩です。 |
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お墓を新しく立て替えた時きの旧石は、 捨てたり割ったり生めたりが出来ません。仏石(棹石)のみを無縁塚(雛壇状)へ合祀いたします。 |
墓地は浄土(清浄な真土)でなければなりません。 砂利を敷き詰めたり、砂を入れたり、セメントで塗ったりしてはなりません。 下層に『真土』、中層に『赤土』、上層に『白川砂(御影石の小砂利)』を敷きます。 |
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お墓が立った開眼式で散華を撒きます。 蓮華の花びらをかたどって、極楽の世界が描かれています。 墓地に撒く事で花を敷き詰めたことに成ります。 |
お骨を納める部屋を言います。 カロートの語源が『唐櫃(からと)』で石棺の事を言います。 骨壷の保管庫ではありません。 お骨を土へ還して行く部屋なのです。 底が抜けていて母なる浄土へ還ります。 |
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お墓が出来上がりますと開眼式を行ないます。 単なる石が、住職の読経によって仏として眼(魂)が開きます。 |
火葬場から家の仏壇へ、 家から墓地までのお骨の運搬具です。 石棺内へお骨を還せば壺の役目は終了です。 骨壺のまま石棺内へ納めてはなりません。 何年経っても壺の中の骨は無に融けて行かないばかりかカビが生えたり泥に塗れたり残酷な光景になります。 |
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新しい墓石が立ちますと、古い石のお魂を抜いて、 始末しなければ成りません。 |
石組みは3個で成り立っています。 上から仏石(福、過去)・上台石(禄 現在)・下台石(寿 未来)です。 猫足や座布団石など余分な物は不要です。 |
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お墓が立つ事は、寺院が一ケ寺立つに等しい目出度き事(祝儀)なのです。 紅白の熨斗袋に新札で表に向けて収めて住職にお渡し致します。 |
下台石と上台石の上に仏石の五輪が立ちます。 五輪の一番上が空輪です。 この形状が鋭利に尖っていなければ役割が為せません。 地輪は仏石ですから戒名文字を刻むもので建立者名などの俗文字は刻みません。 |
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葬式が一回目の一回忌です。 一年目が二回忌です、仏教では偶数呼称を嫌いますので一周忌と呼びます。 二年目が三回忌です。 三年目の四回忌は回忌としては勤めませんが、祥月命日としてお勤めを致します。 次の回忌は六年目の七回忌になります。 |
宝篋印陀羅尼経を書写して奉納する事から宝篋印塔と呼称します。 五段の笠石の上に相輪塔が乗っています。 この一部分に『覆鉢』と呼ぶお釈迦様のお墓である『スツーパ』がなければなりません。 無い宝篋印塔を多く見ます。 欠陥です。 エンジンの無い車を買っても意味が無いのです |
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梵字一字で仏を現します。 単なる岩石へ、住職の力で仏を迎えるのです。 迎える為には墓石に仏種子がなけれが入ることが出来ません。 仏像が純金箔で塗られているように仏種子も純金箔を挿入します |